無職アラフィフおばちゃん・としこです。みなさんこんにちは。
無職の頼みの綱と言えば、そう「失業給付金」。
皆さんが日々納めている雇用保険から拠出されているものです。自己都合退職の場合は90日か120日という場合が多いようですね。
わたしが初めて失業給付金を受けたとき(20年近く前です)は、会社都合退職(事務所の閉鎖によるもの)でしたので、7日の待期期間後すぐにいただくことができました。ところが自己都合の場合は、給付制限期間が入るため、最初にいただけるまでが長いんですよね。
それでもかなり助かる制度です。雇用保険を長年払ってきましたが、払ってきて良かった・・と思いました。
というわけで、これから失業給付金をいただくあなたのために、受け取るまでの流れや注意事項をまとめてみました。
目次
そもそも失業給付金はどういうお金?
給付金制度は、給与から天引きされていた「雇用保険」で運営されています。
勘違いしがちなのですが、これは「積み立て」ではありません。つまり、今あなたが払っている雇用保険で、今失業して求職中の方たちの給付金が支払われているということになります。それ以外にも税金が投入されています。
あくまでも再就職が決まるまで、失業中の生活を心配しないで、新しい仕事を探し1日でも早く再就職いただくために支給するもの となります。
したがって、原則求職活動を行っている場合に支給されるものとなります。
受給期間は1年なので注意!
失業給付金には「受給期間」があり、離職日(退職日)からちょうど1年となります。たとえば、2019年7月31日付で離職した場合は、2020年7月31日が満了年月日となります。この期間が過ぎると受け取れないので要注意です。
特に、自己都合の場合は3か月間の制限期間がありますので、余裕を見て申請するようにしましょう。
給付金を受け取らなかった場合は?
手続きをした後すぐに就職が決まり、結果受け取らなかった場合もあると思います。その場合は離職前の雇用保険の加入期間が、次の職場の加入期間に通算されます。
ただし、再就職までの期間が1年を超えた場合や、再就職手当などを受け取った場合は通算されません。
給付金を受け取るまでの大まかな流れ
簡単な流れになります!
- 離職票と写真、印鑑、身分証明書等を持参の上、ハローワークへ(離職票の提出日が受給資格決定日となります)
※求職申込の書類に、職歴などを記入しますので、それなりに時間がかかります
※職業講習会や雇用保険説明会の日程の指示があります。 - 待期期間(7日間)
※待機期間あけ~初回認定日まで求職活動を1回以上する必要があります。 - 職業講習会に出席(指定された日時)
※講習会出席で求職活動1回カウントとなることが多いです - 雇用保険説明会に出席(指定された日時)
※この日に「雇用保険受給資格者証」が発行されます - 初回認定日(指示された日時)
※この日は支給がありませんが、来所して待機が経過したことの確認を受ける必要があります - 給付制限期間(3か月)
※求職活動を3回以上行う必要があります - 認定日(指定日、初回)
※初回は最大7日分となります - 所定給付日数により、以降4週間に1回認定日が続く
※求職活動を2回以上する必要があります - 支給終了・受給期間満了
自己都合は頂けるまで4か月ほどかかります。生活費の確保は最低でも半年は持っておいた方がよさそうですね。
早期に就職が決まったら
受給前、あるいは受給ほどなくしてめでたく就職が決まった場合、再就職手当がいただける場合があります。再就職手当は、1年以上の安定した職業に就いたと認められる場合に支給されます。
ただし、支給には条件があります。
- 待期期間満了後、支給残日数が2/3以上の場合:基本手当の支給残日数の70%
- 待期期間満了後、支給残日数が1/3以上の場合:基本手当の支給残日数の60%
- 待期期間明けから1か月の間の再就職は、ハローワークか厚生労働大臣が許可した職業紹介事業者の紹介による就職でなければ再就職に該当せず※独立などはNGってことですね
失業給付金は基本28日カウント
失業給付金は、4週(28日)で認定日がやってきます。30日ではありません。
28日カウントなので、最終日に1日程度のこぼれが発生することがあります。そのときは、まとめてもらえるように認定日の調整をしてくれることがあります。(1週ずらしたらまるっともらえますけど・・と指定があることも)
また、給付制限あけは最大7日となるので注意が必要です。28日分もらえる!と盛大に勘違いをしていて、認定日に支給金額を見て「あっ」と心の中で呟きました。
アフィリエイトの収益はどのように報告する?
失業期間中でも単発でバイトをしたり、仕事をすることもありますよね。認定日には所定の書類に働いた日や収入を申告する必要があります。
そこで気になるのがアフィリエイト収益。
わたしは、細々とブログを書いていて、微々たるものですが収益も発生していました。
果てアフィリはどういう扱いになるのだろうかと迷いまして、認定日に担当の方にうかがってみました。
としこ「趣味でブログを書いていて、広告を貼って微々たる収益があるのですが・・」
担当者「あーー、広告収益は書かなくて大丈夫です(即答)」
えっ!?だとしたら、受給期間中に月の収益が50万とかになっても報告しなくてOKなわけですか!?と思った次第です。
まあそのくらい稼げたら、給付金は受け取らず、独立して頑張る道を迷わず選びます。
勿論、そんなに稼げるわけもなく、というかサイトが飛んでしまって稼ぎがほぼなくなってしまったので、杞憂となったわけですが。しかし、即答したってことは、結構聞かれているんでしょうね。
アフィリエイトに関する認識は、ハローワークそれぞれで異なると思いますので、担当の方に問い合わせするのが近道です!
ハロワでの職業相談も求職活動のひとつ
ハローワークでの職業相談も立派な求職活動のひとつです。いまはエージェントに登録して、紹介を受けることが多いと思いますが、検索→相談も活用してみてください。
その場で状況を確認してますし、親切に相談に乗ってくれる印象がありました。
ちなみに、認定日の帰りに相談をすると、求職活動1回カウントとなります。
なお、窓口は支給が終わっても相談が可能ですよ。
職業訓練校という選択肢も
職業訓練を受講するという選択肢もあります。基本的には、職業相談を窓口で行った際、再就職するために受講する必要があると認めたときは、ハロワ側から指示がある、というもののようです。
くわしくは、窓口で直接職業訓練の相談をしてみてください!
ちなみに、受講には入校日において一定の残日数があることが必要条件となります。また、入校のための試験も実施されます。
職業訓練期間中に、所定給付日数分の支給が終了しても、訓練が終了するま日まで引き続き基本手当が支給されるほか、受講に要する費用として「受講手当」「通所手当(交通費のこと)」が支給されます。
ただしこれは、終了後就職をし、再び雇用保険を支払ってくれることを目的とした支援活動となります。
延長目的で受講はNGですので要注意です。
まとめ
ざざーっと駆け足でまとめてみました!参考になったら嬉しいです。
わたしはハロワの検索を結構活用したのですが、求人はたくさんあるんだなという印象でした。
ただ、求人がたくさんあるとはいえ、職種によるようで、事務方は求人倍率が低いとのことでした。事務系だけ倍率1を切ってましたね・・・。
技術系は引く手あまたのようで、倍率3倍くらいありました。営業系もそこそこ高い印象でした。
色々上手に活用をして、良い就職先を見つけてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。