2024年12月24日放送の「最深日本研究」。
海外にいながら日本人よりも日本に詳しい外国人研究者のフィールドワークに密着する番組です。
今回はイギリスのケンブリッジ大学教授バラク・クシュナーさんのラーメン研究に密着しました。
バラク・クシュナーさんはグルメ的な見地ではなく歴史学の視点からラーメンの広がりを追い続けている研究者で、ラーメンに関する著書もあります。
名門大学の教授がなぜラーメン研究?と思う方も多いのでは。
そもそも、ラーメンとどこで出会ったのでしょうか。
そして、世界から受講者が集まるラーメンスクールはどこなのかも気になりませんか?
ラーメンスクールはほぼノーヒントなので、予想してみました!
- 「ラーメン先生」バラク・クシュナーさんはどんな人?
- クシュナーさんとラーメンの出会いは?
- 世界から受講生が集まるラーメンスクールはどこ?
ということが気になる方は、最後まで読んでくださいね!
最深日本研究|ラーメンは訪日外国人に大人気!
コロナ禍も明け、円安の影響もあり多くの外国人が日本を訪れています。
旅の楽しみの一つは食。2023年の国土交通省・観光庁の「訪日外国人の消費動向」によると、最も満足した食事は、「肉料理」(30.9%)、「ラーメン」(18.7%)、「寿司」(13.6%)の順で高い結果に。
ラーメンに満足した理由は「人気がある・有名」や「自国で味わうことができない」というものが挙がっていました。
様々なサイトを見たところ、ラーメンが外国人に人気の主な理由は、
- 種類が多い(味噌、とんこつ、しょうゆ、塩と味のバリエーションがある)
- 変わり種もある(カレーラーメンなど)
- 具材や麺の形状に違いがある
- 食べる場所やお店によって全く異なる体験ができる
といったことのようですね。
食の多様性があり飽きないことに加え、麺類は外国人にとって受け入れやすいのかもしれません。
最深日本研究|バラク・クシュナーさんはどんな人?ラーメンとの出会いは?
今回、ラーメンのフィールドワークを行うのがバラク・クシュナーさん。
どんな方なのでしょうか。Wikipediaの情報になりますが、
1968年生まれのアメリカ合衆国出身の歴史学者。
専門は近現代の東アジア史と近現代の日本史で、現在はケンブリッジ大学教授、コーパス・クリスティ・カレッジ・フェロー。
ということでした。名門大学の教授がなぜラーメンの研究をされているのでしょうか?
ラーメンとの出会いは岩手県山田町の「六もん」
調べてみたところ、2013年に毎日新聞のコラムにクシュナーさんが掲載されており、そこにラーメンとの出会いが書かれています。
出会いは岩手県山田町の学校で英語助手をしていた1992年頃(32年前!)、教育委員会の職員に連れられて入った「六もん」というお店。ラーメンが日本食と聞いて驚きましたが、すぐに気に入ったそうです。
レーメンをラーメンの岩手方言と勘違いしていて、何度頼んでも「冷麺」が出てきたという逸話もありました。
そして、ラーメンを軸に日本史を見るのも面白いと思い2004に本格研究入りをしたのだとか。既にこの道20年とは驚きです。
ラーメンには、日本の近現代史が凝縮されているという視点が面白いですね。
ラーメンに関する著書もあります。日本の食文化の歴史を丁寧に説明した本というレビューもあり、読み応えがありそうな内容です!
六もんのお店情報
六もんのお店情報を調べました!
最深日本研究|バラク・クシュナーさんが訪れたラーメンスクールを予想!
ラーメン研究者のバラク・クシュナーさん。今回のフィールドワークではラーメンスクールにも訪れたようです。
ラーメンスクールについて調べてみて、たくさんあるのにとても驚きました!
今回バラクさんが訪れたラーメンスクールですが、
宮島ラーメンスクール
ではないかなあと思います。
理由は、メディア出演が多いこと(NHKも多い)、外国人が多数訪れていることから。
宮島ラーメンスクールは大阪と東京にあり、スープやタレ、麺の作り方の技術からラーメン店経営のノウハウまで個人指導を中心に行っています。
マンツーマン指導は1日~6日間+1日間実店舗体験コースまで幅広くあり、滞在日数に合わせて体験も可能。
(1日間コースは大阪のみ)
また、少人数制集合コースもあり、7日間+2日間の実店舗体験付きとなっています。(大阪のみ)
実際にここで習って開店する方も多いようですね。
まとめ
ラーメンを単なるグルメとしてではなく、歴史学の視点で研究しているバラク・クシュナーさん。
著書の「ラーメンの歴史」は一読の価値がありそうです。
一杯のラーメンを食べて「おいしかった」で終わらないあたり、さすが大学教授といったところでしょうか。
今回のフィールドワークを経て、また面白い本を書いてくれるかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。