12月14日放送の「満天青空レストラン」。今回の食材はなんと!チョウザメです。
チョウザメといえば三大珍味の一つ「キャビア」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
実はチョウザメは、卵だけではなくその身もおいしく食べられる万能食材でもあります。
- チョウザメはサメとは違うの?
- チョウザメの味は?
- 興味があるけどお取り寄せはできるの?
こんな疑問をっている方は、ぜひ最後まで読んでくださいね!
満天青空レストラン|チョウザメはサメではなく淡水魚 別名は「ロイヤルフィッシュ」
チョウザメは、その名前からサメの仲間と思われがちですが、実は淡水魚の一種です。
古代(2億年以上前)から存在していると言われている古代魚でもあります!
しかも寿命が長く100年近く生きるんだとか。
なぜ名前に「サメ」がついているかというと、泳ぎ方の特徴やその見た目がサメと似ていることから名付けられたと言われています。
胸ビレを水平に広げたまま泳ぐことや、尾ビレが上下非対称なことなど、見た目の特徴がサメに似ているところから「サメ」という名前が付いたと言われています。
引用:廣島蝶鮫
また、うろこの形が蝶に似ているところから「チョウザメ」の名前が付いたそうです。
背中や体側に一列に並ぶ骨のように硬い鱗を持ち、その形が蝶が羽を広げた形に似ているところから「チョウザメ」と名付けられました。
引用:廣島蝶鮫
ロイヤルフィッシュの別名を持つ
フランスや中国、ロシアの皇帝が好んで食べていたことから「ロイヤルフィッシュ」の別名を持ちます。
中国では「煌魚(エンペラーフイッシュ)」とも呼ばれ、王や皇帝に献上されるほどの高級魚でもあります。
チョウザメはアンモニア臭がしない!
サメはアンモニア臭がすると言われていますよね。
同じ名前がつくチョウザメも、種類が違うとはいえアンモニア臭がするのでは・・と思うかもしれません。
サメとは異なり、チョウザメには完全な腎臓があるため、アンモニアを分解することができます。
そのため、臭みがなく淡泊な白身魚なんだとか。使いやすくおいしい食材であることがわかりますね!
天然のチョウザメはレッドリスト入り
高級食材で魅力たっぷりのチョウザメですが、WWFによると、天然のチョウザメは深刻な絶滅の危機にあることが報告されているのです。
2022年7月21日に更新された「レッドリスト」では、合計27種のチョウザメ類、およびヘラチョウザメ類の3分の2が深刻な絶滅の危機にあり、すでに2種については野生の個体が絶滅したことが明らかにされました。
引用:WWF
チョウザメといえば高級食材のキャビア。それが高値で取引されることから長い期間にわたり乱獲が続けられたことが、現在の状況を招いてしまったようですね。
WWFの報告では、流域管理の失敗もあげられています。
チョウザメはときに川を1,000キロにもわたって遡上し、産卵します。そして稚魚も、その流れを下りながら成長し、同じように次世代をはぐくんでいきます。
チョウザメが回遊する河川や海などの自然環境が壊されてしまったことも原因の一つ ということのようです。
なお、日本ではチョウザメは事実上絶滅したとされており、いまは養殖のみで存在しています。
養殖は日本のみならず、世界各国で行われています!
満天青空レストラン|チョウザメは余すことなく食べられる万能食材!
貴重なチョウザメ。せっかく食べるなら余すことなくいただきたいところですよね。
調べてみたところ、チョウザメは、捨てるところがほとんどない万能食材ということがわかりました。
コラーゲンもたっぷりあるそうで、惹かれますよね・・!
魚肉は焼いたり揚げたり煮たり色々できますが、それ以外の部位は、こんな料理方法が紹介されていました。
- 頭:コラーゲンたっぷりなので鍋などに
- 骨:軟骨なので唐揚げで
- 内臓:煮込み料理などに
- 皮:煮凝りやすのものなど
骨やアラからはとておいしい出汁が取れるそうです!
キャビアフィッシュガイドさんのHPに料理例が掲載されています。興味があればぜひ。
満天青空レストラン|チョウザメはどんな味?
捨てるところがない万能食材であるチョウザメ。気になるのはそのお味ですよね。
チョウザメには腎臓があるためアンモニア臭などのくさみがないと言われています。
気になるお味ですが、フグやヒラメに似た、淡泊で上品な味わいのようです!
番組公式X(旧Twitter)でも、こんな風に書かれていました!
フグのようにコリコリでブリのように脂がのった白身魚
引用:満点青空レストラン公式X
【本日よる6時30分‼️】
— 満天⭐️青空レストラン【公式】 (@aozora_ntv) December 14, 2024
静岡県で高級食材キャビアを産むチョウザメの身を美味しくいただきます🦈🦈
チョウザメって実はサメじゃないって知ってました?🦈🙅♀️
フグのようにコリコリでブリのように脂がのった白身魚😋焼いても揚げても最高なんです!
ゲストは #ゆうちゃみ さん👏… pic.twitter.com/HuIah6pduQ
淡水魚は脂がのっているイメージはあまりないのですが、ジューシーさもあることがうかがえます。
こりこりした食感で脂もあるけれど、上品な味わい・・・どんな料理にも合いそうな、まさに「万能食材」ですね!
満天青空レストラン|チョウザメはお取り寄せできる?
チョウザメがとてもおいしいとわかったところで、試してみたい!と思った方も多いのでは。
寒い時期は特に、鍋にするとよさそうですよね。
ブリしゃぶならぬ、チョウザメのしゃぶしゃぶもおいしいかもしれません・・・!
調べてみたところ、大手通販サイトなどからお取り寄せできることがわかりました。
食べチョクでも「信州ちょうざめ家」さんなどの商品の取り扱いがありましたが、売り切れになっておりました。残念です!
ふるさと納税の返礼品でも!
チョウザメの養殖が盛んな宮崎県では、ふるさと納税の返礼品としてチョウザメを取り扱っているようです。
また、岐阜県高山市では、チョウザメのスモークセットの返礼品もあるようです!
満天青空レストラン|チョウザメを使ったレシピは?
今回は、チョウザメの西京焼きに白子の天ぷら・キャビア&刺し身の親子パスタが作られましたね!
親子パスタがとっても贅沢・・!!!
まとめ
チョウザメ=キャビアのイメージしかありませんでしたが、その身は余すことなく食べられる万能食材であることがわかりました。
- チョウザメはサメとは異なる淡水魚で「ロイヤルフィッシュ」の別名を持つ
- 腎臓がありアンモニア臭はせず臭みがない
- 余すことなく食べられる万能食材
- 天然は絶滅危惧種で現在は各国で養殖がおこなわれている
- 味は淡泊で上品だけど脂ものっていてジューシー
- 大手通販サイトなどでお取り寄せが可能
頑張った自分へのご褒美に、すこし贅沢をしてチョウザメ鍋などを楽しんでみてはいかがでしょうか。
気になる方はお取り寄せをして、楽しんでみてくださいね!